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エマルションフローテクノロジーズが日本政策金融公庫からの融資により1億円の資金調達を実施
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)発のレアメタルリサイクルベンチャーである株式会社エマルションフローテクノロジーズ(茨城県那珂郡東海村、代表取締役:鈴木裕士、以下EFT)は、株式会社日本政策金融公庫からの新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付(新型コロナ対策資本性劣後ローン)により1億円の資金調達を実施いたしました。これにより、2021年4月のEFT創業以来、累計調達額は約7億円となりました。
EFTは、原子力機構が開発した革新的溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した事業を展開するレアメタルリサイクルベンチャー企業であり、2021年4月5日に設立されました。エマルションフローは、従来の溶媒抽出技術と比較して、低コストで高効率に高純度な元素分離を可能にする革新的な技術であり、レアメタルを取り巻く社会課題の解決に寄与できると期待されています。特に、レアメタルリサイクル事業では、エマルションフローを活用することで、廃棄されたリチウムイオン電池(LIB)に含まれるコバルトやニッケル、リチウムといったレアメタルを低コストかつ低環境負荷で高純度に回収する技術を確立し、回収したレアメタルをLIBに直接再利用する「水平リサイクル」の実現を目指しています。今回調達した資金は、LIBのリサイクル技術開発とその事業拡大のための人材採用強化など、事業成長の加速のための長期的運転資金として活用して参ります。
【本融資の概要】
貸付人:株式会社日本政策金融公庫
融資制度:新型コロナウイルス感染症対策挑戦支援資本強化特別貸付
借入金額:1億円
借入期間:7年
使途:長期運転資金