原子力研究から
生まれた革新的な
溶媒抽出技術
エマルションフロー
溶媒抽出法は、物質の分離・精製手法の一つであり、互いに混じり合わない液相間における物質の分配を利用することで、目的成分のみを選択的に抽出するための技術です。
エマルションフローは、日本原子力研究開発機構において使用済み核燃料の高度の金属元素分離技術として開発された革新的な溶媒抽出法です。一般的に、溶媒抽出では油水を混合、静置、分離する3つの工程が必要ですが、エマルションフローはシンプルな混合と送液のみで、連続処理を可能にします。高い生産性によりコンパクト化、コスト削減を実現でき、また、消費エネルギーや排水面で環境負荷も低いといった特徴があります。

従来技術
Mixer-Settler
ミキサーセトラー

新技術
Emulsion-Flow
エマルションフロー

従来のミキサーセトラーに比べて高効率なエマルションフローは溶媒抽出プラントの
小型化を実現し、低コストで高純度レアメタルの精製を可能にします。

エマルションフローの競争優位性




対象分野
レアメタルリサイクルだけでなく金属製錬、化学、バイオ分野など、分離精製、有価成分回収、有機合成などの分離抽出プロセスに利用することができます。

